2021/05/09

平成に入ってから、日本は世界でもまれにみるの長寿大国となっています。国としては高齢化が進んだときの問題点は、医療費などにお金がかかることですが、老人本人の問題としては、身体の機能の低下による歩行困難、日常の動作の負担などがあります。また、住宅の中で転倒等の事故も多く、実に高齢者の怪我の7割が自宅にいる時と言われています。だからと言って、自宅から出て行けば解決するというものではなく、やはり老人にとって長年住んでいる自宅は落ち着く居場所なのです。
そこで、住み慣れた住宅で安心して住むためには、バリアフリーリフォームが重要になります。バリアフリーリフォームは、段差の解消、手すりの設置、ドアの交換、エレベーターの設置などが主なリフォーム内容になります。ところで、バリアフリーリフォームは、何も今の段階で老人と言われる人だけに関係があることではありません。その子供の世代(40代から50代ぐらい)についてもやがて自分たちが老人になった時、できればその前の段階でリフォームの準備をしておかなければならないのです。
体が動かなくなってから『じゃあバリアフリー設計にするか』というわけにはいかないからです。出来れば高齢者になる5年前ぐらいから徐々に準備をしておく必要があります。その中で一番気になるのはその費用についてではないでしょうか。基本的に100万円を超えるのはエレベーター設置ぐらいで、それ以外の階段やお風呂場に手すりを付けたり、扉を引き戸にしたり、段差をなくすことはすべて合わせても数十万円でできます。
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